マクストフカセグレン鏡筒の特徴や買取メーカーについて
ロシアのドミトリー・ドミトリエヴィチ・マクストフによって発明されたマクストフ式。
1941年のときに特許を取得し、その後消費者向けのマクストフ式望遠鏡が発売されるようになったのは1950年代に入ってからとされています。
コレクタープレートとプライマリーミラーが全て曲面を描いているのが他の方式と違うところ。
鏡筒自体の作りはさほど複雑ではありませんが、使用にあたってのセッティングが難しいと言われることがあります。
構造上、筒のサイズが抑えられるため観測するスペースが制限された環境ではとても頼りになる一台です。
マクストフ式望遠鏡を作るメーカー
現在、この方式を採った天体望遠鏡で出回っている数でいえばセレストロンのネクスターシリーズの4SEと国内メーカーでは独自のアレンジを加えたビクセンのVMCが大半を占めていると思います。いずれも当ショップでは買取お取り扱いのモデルです。
注目のメーカー
マクストフ式の中でもより高度な天体観測にも対応する本格派向けとして知られるのがINTES MICRO製のマクストフ式鏡筒です。
スペックが優れていることはもちろん、ユーザーの使用や予算の事情に合わせるためカセグレンとニュートンという二つのラインがありました。
INTESが目指すのは高品質なマクストフ作り。それを実現するため鏡や金属を加工するための機材を保有し、自社で製作・調整が行われています。
その見事なまでの完成度から、世界的な天文ブランドとして認められています。
INTESの買取アイテム
日本でINTESが認知されるようになったのはこのALTER-Tが始まりではないでしょうか。
日本では笠井トレーディングさんが長年に渡ってPERSEUSやALTERなどのシリーズを取り扱いされていたことによって国内でのユーザーが広まりました。
残念ながら現在はINTES MICRO側の事情によりディスコンとなってしまった為、入手が困難となっています。
マクストフ式の上級機は他に選べるほどのメーカーはなく、またその中から選ぶとなると高額な予算が必要となります。
上級機としては良心的な価格帯が多かったINTESのマクストフ鏡筒は今となっては希少性は高まるばかりでその存在を知る人から引く手数多となっています。
当店でもINTESの製品が入ったら教えて欲しいという声が集まっている状況で、買取のご相談をいただければ特別価格のご提示をさせて頂きます。
査定不可となる可能性があるモノ
レンズ部のコーティングに問題がある(ハガレ、キズなど)がある場合、査定に大きな影響を与えることがあります。
また、主鏡に亀裂などが見られる場合は買取が出来ないこともございます。