天体撮影用に使われるCCD/CMOSとは?高値買取品もご紹介
天体望遠鏡を覗き込み、星を目で楽しむのは何物にも変えがたい強い魅力がありますが
その瞬間を記録として残せるとしたら、より一層天文が楽しくなること間違いありませんよね。
やり方や使用機材もさまざまな天体撮影
直接目で見たような綺麗な星空を記録に残したいという方であれば、一眼やコンデジを赤道儀に固定して撮影を行うのが一般的です。
観測対象が惑星などの遠いものになると望遠鏡に専用の変換器を用いて記録装置を接続する直焦点、アイピースをかませて拡大撮影という方法があります。
簡単にいえば天体望遠鏡をレンズの代わりするということですね。ここに接続するのは一眼レフが一般的ですがより高度な観測・記録を目的としている方は冷却CCD/COMSを導入されていることがほとんどです。
これらはもとより天体観測に用に特化して作られているため、構造的には一般的なカメラよりも簡素化されています。
なぜ優れているのに一般的に普及していなかったのかというと、価格が高いという点です。
元々は一部の層に向けた製品だったため本格的な物を選ぶとなると100万円以上のお値段がするものも珍しくなく興味があってもあまりにも高すぎて手が出ない!という事情がありました。
それが最近ではメーカーが増え競争化が始まり、天文台クラスが使用する超高性能のものから初心者でも手に取れる価格帯のものまでバリエーションも豊富になり、専門家だけでなくビギナーの天文家にもより身近になりました。
CCDよりもCMOSの安価ながら性能は劣る傾向にありましたが、ここ数年で飛躍的な進化を遂げたことでCMOSタイプのものへ移行する流れも見受けられます。
天体用CCD/COMSブランド
下記は天体冷却カメラを作る主なメーカーで、買取入荷の多い順に並べております。
ZWOptical
中国を拠点に2011年に発足されたZWOは世界のマーケットへ向けて優れた天体向けアクセサリーを送り出しています。
代表のサム・ウェンは自身で所有していたネット用のウェブカメラがベースになっている従来製品の性能に不満を覚え
自分がほしいと思う物を追求した結果、世界で最初の惑星用CMOSカメラ「ASI130MM」を作り上げることに成功。
それから瞬く間に天体撮影シーンでのZWOの存在は大きなものとなりました。
高性能な冷却カメラは高価格という常識を打ち破ったことで日本でも愛用者が多い注目のブランドとなっています。
SBIG
天体向けイメージング機器の分野では先駆者として名を馳せるブランドです。
天文家から絶大な支持を受けているSBIGのモデル。
特に冷却カメラの分野でSBIGの流通量は世界的に見ても最大規模です。
最近では接眼レンズほどのとても小型、しかもオートガイド機能もあわせもったユニークなもの作っています。
BITRAN
国内の天体観測用の冷却CCDを製品としているのがBITRANです。
その実力は実証済みで、ハイアマチュアの競技向けから天文台レベルの運用にも対応した高性能なモデルを各種発売しています。
QHY
ヨーロッパでは既にシェアを広く獲得しているQHYが日本にも正式に入ってくるようになり
早くもその実力が認められています。
フルサイズCMOSを採用したモデルでは群を抜いてパフォーマンスが優れていると評判の一台。
買取でもQHYは高価査定中となっています。
天体CCD/COMSの買取情報
上記に掲載の無いものや天体撮影に関するものも買取中です。
合わせて使われていた鏡筒や赤道儀なども一緒に査定希望の方もぜひ当店サービスをご利用ください!