PENTAXの名品、125SDHFとMS-5を買取しました
お世話になります。二回目の更新となります。
今回はかつてペンタックスがアマチュア天文家の為に本気で作った名機
125SDHFの買取ご依頼を頂きましたので、ブログ紹介させて頂きますね!
12.5cm屈折赤道儀クラスの中で唯一、屋外での移動観測が出来る画期的な望遠鏡として登場した名機。
当時の日本では、天文雑誌に掲載されるような天体写真が自宅で撮影できる環境は皆無といっていい背景もあり、多くの天文マニアは
ジプシー観測を行っておりました。しかしながらジプシー用望遠鏡については精度・強度・能力といった部分では完璧といえる性能は得られる物はごくわずかであり
125SDHFの登場は革命的ともいえる存在となりました。
鏡筒は75や105と同様で、SDガラスを新しく採用してフィールドフラットナーを加えた3群3枚構成の光学系となっています。
後方に用いているフィールドフラットナーは2枚玉対物の課題であった像面湾曲を補正させ、カーブした像面を平坦であるフィルム面に一致させるようにしています。
低倍率の観測はもちろん、直接焦点撮影の効果が大きく、従来の画像周辺に見られたピンボケ像や星像の流れを克服し、視野の隅々にまでピントの合ったシャープな像を実現しています。
その他、合わせてご使用されていたMS-5も買取しました。
こちらはフル装備になると重量は130キロとかなり強固な赤道儀となりますが
すべて簡単に解体が出来る設計となっており、最も重いものでも20キロ程度に抑えられているため
一人でも持ち運びが出来るようになっています。
各部は車などの持ち運びを想定して、振動に耐えられるようベアリング、ウォームホイル、ウォームなどを徹底的に強化しています。
その結果、鏡筒搭載可能の重量は40kgとなっており、移動型としてはトップクラスの性能を誇ります。
125SDHFは、都市部では備え付け型天体望遠鏡として、月や惑星を観察し、休日には山野へ運んで星雲や星団を撮影するといった
使い分けの出来る望遠鏡としては最高峰の位置に立つ一台となっております。
その他、ペンタックスの望遠鏡は全て取り扱い中
今回のピックアップ品である125SDHFの他、PENTAX製品はアマ・業務用問わず取扱い中です。
パーツ単体はもちろん、セット品までよろこんで査定対応させて頂きます。