基礎知識 – 屈折式望遠鏡とは?
天体望遠鏡をこれから始めようと思っている初心者の方がまず一番最初に悩むポイントとして
望遠鏡の反射式・屈折式など様々な種類の特性や特徴について
屈折式とは?
レンズの光の屈折を利用して、結像することから屈折式と呼ばれ、筒の先についている対物レンズの凸レンズでできた像を筒の最後尾についている接眼レンズで拡大するという仕組み。
ほとんどの製品は反射板と比べて細く、長いのが特徴となっています。一般的に望遠鏡として認識されているスタンダードな形です。
ガリレオが月のクレーターや惑星を見つけた時に使用されたのも同様の望遠鏡が使用されおり、これはガリレオ式とも呼ばれます。
接眼レンズに凹レンズを使っていてるのが特徴です。
このタイプでは正立像が見られるのですが、高倍率にするといちじるしく視野が低下するというが欠点となっています。
のちにそれらの改善を行なったケプラー式が登場します。
接眼レンズにも凸レンズを使い、ガリレオ式の欠点を克服したもので、現在主流となっている屈折望遠鏡は全てケプラー式となっています。
屈折式で使われるレンズの主な種類
アクロマート・レンズ
屈折率の違う凸と凹の2枚のレンズを組み合わせることによって、二つの色について
焦点が合うように設計されたレンズ、完全に色収差が補正されているわけではなく、口径比が小さいと色収差のタメ、星の周辺に色が出てしまい、ボケも発生する。
一丸にはいえませんが、口径比がF12以上のレンズであれば、大抵のモノは良品といえる。
アポクロマート・レンズ
屈折率の異なる特殊な凸と凹の2~3枚のレンズを組み合わせることによって、3つの色にあわせて焦点がつくように設計されたレンズです。
アクロマートと比較すると大幅に性能が上がりますが、設計の手間やコストも同様に跳ね上がるため、基本的にこれが使われる望遠鏡高額になる。
最近ではフローライトやED・SDガラスなど、アポクロマートレンズを作るのに適したガラス材が人口で作れるようになったので
ミドルクラスのモデルにも採用されるようになった。口径比はF8前後のものが主流となっています。
セミアポクロマートレンズというものもありますが、こちらは色収差がアクロマートとアポクロマートの中間になるモノとなります。
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