Carl Zeissの一般向け望遠鏡は超希少。そのワケとは?
ツァイスといえば、なんらかの光学製品を扱われている方であれば、誰もがご存知であろう巨大企業です。
レンズを必要とする分野においてZEISSの力は絶大で、天体望遠鏡においても古くから世界随一の技術と実績を持っています。
代表的な例としては国内では天文台歴史館、海外ではグリフィス天文台にあるZEISSの大型屈折望遠鏡が設置されています。
現在、天文台歴史館に置かれているものは天体観測を行うことはできませんが現物を間近で見ることは出来ます。
グリフィス天文台では現地にいけば実際にそれを使って星を眺めることもできるそうですよ!
ZEISSの一般向け望遠鏡
これだけ有名なメーカーではありますが、かつて一般向けに本格的な望遠鏡を発売していたのはそれほど知られていません。
実は1980年代ごろから1990年代半ばにかけて一般販売向けの物が作られ日本にも輸入が行われていました。
あまり出回っていないのにはワケがあり、一般向けといってもユーザー層の狙いは教育機関などを対象としていたようで、ラインナップの中で最も安価な屈折式6.3cm口径のモデルであっても当時の価格で30万円、最上クラスの屈折や反射式ともなると200万円を超えるシステムといったような内容で、個人ユーザーはの多くは天文を深い領域で研究されている方や専門的な活動を行われている方がほとんどでした。
これらのシリーズはそもそもの生産台数が少なく、所有者の方が手放さないという理由から中古品が表に出てくることはまずありません。
当店でもZEISSの双眼鏡やアイピースなどは年間に何度かご依頼を頂戴していますが、望遠鏡本体は年に一回出れば当たり年といえるような状況です。
名機のメニスカス180
アマチュア向けのツァイス鏡筒の中で最もユーザーからの支持が厚いモデルといえばMaksutow-Spiegel-Teleskop 180/1800ではないでしょうか。
初期のころは名義がカールツァイスイエナでしたが、90年代に入るとZEISSになっています。
専用の1Bマウントと3V三脚があわせて販売がされており、一切の妥協を殺いで作られた光学系は現在でも素晴らしい能力を持っています。
メニスカス180鏡筒のみはもちろん、マウント単体でも買取価格がとても高い、とにかく希少価値の高いモデルとなっています。
買取中のZEISS
上記の一般向けラインナップにあったモデルはもちろん、大型機種の買取も承っております。
アイピースやターレットリボルバーといったパーツ関係も現在では希少価値が高く、こういった周辺パーツ一点からの買取ご相談も大歓迎です。
施設などで使われていた大型設備についても取り外し、引き取り対応が可能です。
ただし作業な困難な環境については一度現場でのお見積もりにお伺いしますのでまずはご相談ください!